1:物欲まみれ期

物が多いと、探し物も家事も手間取り、片づけてくれない家族にもイライラ!家がくつろげないから、外出しては、遊びや外食、買い物にお金が消えるという負のループに。その結果、貯蓄が殖えないブラック家計に!

専門家の分析・証言

「物が多くなると、何を持っているのか把握できず、同じ物を重複して買ってしまいがちです。散らかったストレスで、何が必要かを考える力も弱くなるので、〝欲しい〞という衝動に任せて買っては、さらに物が増えて散らかるという悪循環に陥るのです」(市居さん)

「『将来どうしたいか』がないから片づけとは、〝こんな生活がしたい〞という目標に向かって進む行為。その生活イメージがはっきりしていないと、少し片づけただけで満足し、またすぐ物を増やしてしまいがち。目先の欲に流されて必要以上に物を買っては、ムダづかいをしてしまうのです」(伊藤さん)

2:物捨て目覚め期

メディアの影響や引っ越しなど、ふとしたタイミングで〝物捨て〞のスイッチがオン。大量の不用品を処分することで、初めて自分のムダを自覚するきっかけに。そうすることで、ムダな出費の多さに気づきます。

元ダメさんが証言!

専門家の分析・証言

「物が多いのは、それだけお金を使ったということ。ただ捨てるのではなく、『なぜそれを買ったのか』『なぜ使わなかったのか』を振り返ることが大事。それが意識を改め、その後のムダづかいを減らすことにつながっていきます」(市居さん)

★道半ばで挫折⁉物を減らしただけで満足してはいけません!

「自分のムダに気づく」というプロセスがないと、お金の使い方は変わりません。また物を買っては、空いた場所に置いてしまうことに!

「残した物は、自分や家族にとって必要な物。それをていねいに扱うことで、暮らしを大切にする気持ちが育ちます。本当に欲しい物ややりたいことに気づけ、心地よくない出費はしなくなります」(伊藤さん)

3:スッキリ快感味わい期

物が減り、家がスッキリすると、「なんか心地いい?」と気づき始めます。家にいるのが楽しくなり、探し物や掃除のストレスが減って、外で発散したい気持ちが減っていきます。さらに、外食費、レジャー費も減少!

片づけのプロがアドバイス

「空間を水拭きし、磨き上げると、清々しい気分に。よけいな物を置きたくない心理が働き、必要以上に物を買わなくなります。また、自分で心地いい空間をつくることで、〝やればできる〞と自信がつき、家計にも前向きに!」(伊藤さん)

4:物の適量がわかる期

物を減らすと、何がどこにあるか把握しやすくなり、出し入れもラクに!その快適さをなくしてまで物を増やしたいと思わなくなり、家族にとって最小限必要な量が見えてきます。買いすぎもなくなり、予算も守れるように。

専門家の分析・証言

「例えば、洋服なら1着買ったら1着捨てるなど、ルールを決め、物量を保つようにくせをつけましょう。衝動的に欲しい物があっても、「これを買うために何を捨てるか」と考えれば、買い物が慎重になり、ムダな支出が減らせます」(市居さん)

★リバウンドの危機⁉小さなきっかけで部屋が荒れはじめる

頑張りすぎや忙しさでストレスがたまると、片づけがおろそかに。出しっ放し、やりっ放しが増え、お金に向き合うゆとりもなくなります。

「部屋が荒れる=疲れているとき。ムダな出費も増えがちなので、乱れに気づいたら、しっかり休んで心を整え、時間を取って片づけるようにします」(サンキュ!アンバサダー 海老原葉月さん)

「家が乱れると、『やっぱり自分はダメだ』と責めて、片づけ嫌いに。でも、それは能力不足ではなく、子どもの成長などで物の持ち方が変わってきた証し。今の自分や家族に合っている物、好きな物を残すようにすれば、お金づかいも整ってくるはずです」(伊藤さん)

5:もの選び、お金づかい熟成期

何がムダで、何が必要かわかってくると、お金づかいにも迷いがなくなります。人と比べたり、見えや流行で物を買うこともなくなるので、部屋と家計にゆとりが!物の見極め力が高まり、お金が自然と残ります。

参照:『サンキュ!』10月号「貯めたいなら、家を片づけてみよう!」より。掲載している情報は19年8月現在のものです。