高配当株

配当金とは、企業が出した利益の一部を株主に還元するというものです。配当は、年1回、または、2回実施する企業が大多数となっています。ただし、配当金が増えたり減ったり、ゼロの場合もあります。配当金がお得かどうかチェックしておきたいのが「利回り」です。利回りとは、株を買った金額に対して、どれくらいの見返りがあるかの目安です。数字が高い方がお得です。桐谷さんは、配当と優待を合わせた利回りが4%以上をオトクの目安にされています。

高配当株は、配当収入が魅力的な上、いざとなれば配当利回りが株価を下支えするため、急落も起こりづらい。また、もし値下がりして含み損が出ても、配当を長期間もらい続ければ、損失の穴埋めをしやすい。一方で、高配当株が一度減配をすると株価も下がりやすい。そのため高配当なだけでなく、配当を長期間安定してもらえることが大切。

配当利回りランキング 2019年7月5日現在

順位 [銘柄コード] 銘柄名 株価終値 今期予想配当利回り(今期予想年間一株当たり配当金) 今期決算期

1位

[9434]ソフトバンク 1,444.0円 5.89%
(85.00円)
2020年3月

2位

[8053]住友商事 1,646.5円 5.47%
(90.00円)
2020年3月

3位

[5019]出光興産 3,160.0円 5.06%
(160.00円)
2020年3月
4位 [8002]丸紅 734.8円 4.76%
(35.00円)
2020年3月
5位 [2768]双日 357.0円 4.76%
(17.00円)
2020年3月
6位 [7272]ヤマハ発動機 1,941.0円 4.64%
(90.00円)
2019年12月
7位 [5110]住友ゴム工業 1,248.0円 4.41%
(55.00円)
2019年12月
8位 [1878]大東建託 14,105.0円 4.37%
(616.00円)
2020年3月
9位 [1928]積水ハウス 1,879.0円 4.31%
(81.00円)
2020年1月
10位 [8058]三菱商事 2,952.0円 4.23%
(125.00円)
2020年3月

 

減配の心配がない3つのチェックポイント

1.利益の安定性 利益を着実に稼ぎ配当を支払える。

配当の原資は企業が得る利益。そのため利益を着実に稼ぎ、配当が利益の金額内なら、減配の可能性は極めて低い。反対に利益以上の配当を出す企業は、いずれ減配のおそれもある。

2.配当の推移 直近で減配をせず配当増の傾向が続く。

減配をしないのは、企業に稼ぐ力があることと、株主を重視して配当を出していることの証し。今後も利益が伸びれば、利益の増加に合わせて配当も増えることが期待できる。

3.お金に余力がある 業績が一時的に悪化しても資金を配当に向けられる。

好調だった企業でも事故や投資負担で一時的に業績が悪くなることもある。ですが配当に向けられるお金の余力があれば減配せずに済みます。一つの目安として自己資本比率が低すぎる株は避ける。

高配当株で痛い目に合わない5つのポイント

1.高利回りには何らかの理由がある。必ず業績や財務のチェックをする。

 高利回り銘柄の中には業績悪化により株価が下がっている銘柄もある。業績や財務のチェックを怠らない。

2.売買のルールはシンプルに継続できる勝ち方を見つける。

 「利回りを参考に売買する」「何パーセント下がったら損切り」など、勝ち組投資家はシンプルなルールを守っていることが多い。シンプルで継続できる、自分に合うルールを見つける。

3.相場急落時や権利確定後など買いのタイミングにこだわる。

 配当株を買ったら、長期で安心して高い配当をもらい続けたい。だからこそこだわりたいのが下値リスクがないこと。相場急落時や権利確定後の安値で買うこと。資金がある人は、一度に買わず、何度かに分けて買う。

4.買った時の目的を忘れずに欲張らずに堅く儲けること。

 高配当を目的に買ったのに、いつのまにか株価の数倍上昇を狙ったり、値上がり益狙いだったのに、下がっても配当ほしさに保有し続けたり。当初の目的からぶれると利益を取り損ねてしまう。欲張らないことが大事。

5.配当金の受け取りが目的なら株価に一喜一憂しないこと。

 安定した高配当を受け取るとが目的ならば、安値で買った後は、日々の株価に一喜一憂しないこと。損切りの逆指値注文をあらかじめ入れておき、年4回の決算時の業績チェック以外はゆったり構える。